2009-11-12 ■ TV movie 録画「人情紙風船」を観る。 山中貞雄監督作品3本目。遺作。 「百萬両の壷」のユーモアを期待してると、 とんだ肩透かしをくらう。 長屋の人達の会話にその部分はみられるものの、 着地点はやりきれない切なさ。 意地をみせても報われない。 だが報われずともみせなければいけない意地。 それにしてもこの幅を描くことができると思うと、 もっともっと作品を観たかった。