録画「人情紙風船」を観る。
山中貞雄監督作品3本目。遺作。
「百萬両の壷」のユーモアを期待してると、
とんだ肩透かしをくらう。
長屋の人達の会話にその部分はみられるものの、
着地点はやりきれない切なさ。
意地をみせても報われない。
だが報われずともみせなければいけない意地。
それにしてもこの幅を描くことができると思うと、
もっともっと作品を観たかった。