GW後半は映画三昧。
「バベル」、
ブラッド・ダイヤモンド」、
スパイダーマン3」、
「クィーン」。


「バベル」。
このなんとも表現しにくいコミュニケーション不全状態に
「バベル」というタイトルはなんとも絶妙。
ただ日本人には聖書にあんまり馴染みがないので、
一度バベルの塔の話を理解する段階がいるんだよな。
感性を補う知性こそ禁断の果実で手に入れるべき。


ブラッド・ダイヤモンド」。
社会問題を扱う作品だから重くなってしまうかと思いきや、
素晴らしきエンタテイメント作品。
そのテーマを訴えたく映画というメディアを使うのなら、
やはり映画がもつエンタテイメント性を利用すべきなんだ。
ディカプリオは単なる二枚目としてではなく、
こういうヒールな設定があったほうが絶対いい。


スパイダーマン3」。
ザッツ・ハリウッド。
莫大な予算はビルにクレーンを突っ込ませるために必要だ。
スパイダーマンが他のアメコミヒーローより好きなのは
主人公のヘタレ具合に共感するからなんだけど、
今回もやり過ぎ感はなきにしもあらずだけど、
ポイントはちゃんと押さえてあるので合格です。


「クィーン」。
ダイアナの葬儀をめぐる王室と政府と民間の一週間。
ブラッド・ダイヤモンド」の絶妙のエンタテイメント性と比べて
こっちはニュース特集みたいになってしまったのが残念。
ブレア首相がカッコよく描かれているのに対し、
チャールズ皇太子がやっぱりなんだかな、の状態が
実際の世論的にもやっぱそうなんだろうなあ、と思わせる。


あとついでに読み終わった小説も。


あさのあつこ「バッテリー」(6)。
うーん、2巻くらいがピークだったかな。
才能の対決という題材は漫画が先行できてるジャンルだし。


星新一「ご依頼の件」。
ショートショートって面白いんだけど、
短すぎてあまりにも残らなさすぎるのが困る。