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pen+「大人のための藤子・F・不二雄」購入。 藤子・F・不二雄の良いところは人として良い人なところだ。 奇人変人な天才はたくさんいても、 これだけ普通の人であり続けた才人は珍しい。 家族の話を聞くと必ず顔がほころんでしまう。

DVD「塔の上のラプンツェル」を観る。 ラプンツェルってもっと怖い話のイメージだったけど、 かなり垢抜けた作風になってた。 話的にはいかにもディズニーなんだけど、 それよりもCG技術が凄かった。 ピクサーの技術も加わってるんだろうけど、 独自のファン…

ゴールディング「蝿の王」読了。 読む前は中世ヨーロッパの圧政の物語とか 勝手に思ってたら全然違った。 まるで違って少年漂流もの。 とは言えその中身に子供らしさは無く、 むしろその子供らしさの喪失を描く。 極限状態でのロウとカオスの行方は なんとも…

東野圭吾「むかし僕が死んだ家」読了。 東野圭吾初めて読んだ。 ドラマ化、映画化でひっぱりだこなのは しっかりとしたミステリーのベースがあってこそ。 伏線にちゃんと引っ掛かりを感じつつ、 最後にもちゃんと驚きを与えてくれる。 主人公のインテリっぷ…

重松清「星に願いを−さつき断景」読了。 構成がいつもの重松清っぽくなく、 また阪神大震災から始まる物語に今を重ねてしまって、 はじめはちょっと重く感じたけど、 終わってみればいつもの重松清。 三者三様、哀しみとともに喜びがある。 とはいえ、やはり…

伊坂幸太郎「ラッシュライフ」読了。 複数の視点からの群像劇は 伊坂幸太郎の十八番。 最後にどんな結実が、と期待しすぎたか、 意外と緩いつながり方で終わった。 しかしこの手の話は全て「街」にみえてしまって、 それはそれで困ったもんだ。 樹なつみ「OZ…

BD「カラフル」購入。 初回特典版を購入。 とりあえずオーディオコメンタリーで。 監督と麻生久美子とでしゃべってるので、 母親寄りの話ばっかりになってしまった感が。 映画自体はやはりどストライク。 重松清「口笛吹いて」読了。 これにしても「カラフル…

重松清「小学五年生」読了。 重松清のことが好きなのは、この小五感覚の部分なんだな、 ということがよく分かった。 思春期の入り口の感情が 大人になった今でも行動を決定付ける。

映画「カラフル」を観る。 素晴らしい。 観る前から期待し過ぎてしまっててマズイなあ、 と思ってたけど、その期待に見事応えてくれた。 中学生頃から見え始める社会の暗部に対して、 安直な答え方で逃げることもなく描きながら、 でも決して見捨てない姿勢…

DVD「マイマイ新子と千年の魔法」購入。 買おうかどうかずっと迷ってて、 1回レンタルしてみたけど、やっぱ素晴らしいので購入。 初めから買えばよかった。 特典のメイキングを観ると、 前にNHKでみたジブリの現場より幸せそうで良い。 プレッシャーの差が違…

重松清/渡辺孝「最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙」読了。 NHKでやってたドキュメンタリーの書籍化。 テレビのほうは観てない。 とにかく遺族に日記を渡すところで、 どの章でも泣けてしまう。 想いを持ち続けているという事実が その…

映画「(500)日のサマー」を観る。 演出がすばらしくオシャレだった。 ちょっと鼻につくレベルにもなりかけてるが、 その効果はバツグンにデカい。 そしてサマーの魔性っぷりが怖い。 惚れてまうやろ!と言わんばかりの振りから 理由もないままの別れへと。 …

あけましておめでとうございます。 村上春樹「1Q84」読了。 暗喩として書かれた現象に対して リアリティと共感を感じさせることが 文才なのだと改めて思う。 3巻が出るらしいので 楽しみにして待つ。 重松清「みんなのなやみ」読了。 重松清の悩み相談室。 …

「CUT」特集・スタジオジブリ、購入。 宮崎駿のインタビューは前の再録だった。 でも宮崎駿自身の作品レビューとか、 鈴木敏夫が語る宮崎・高畑の裏話は面白かった。 来年は高畑勲作品。楽しみ。 録画「音符と昆布」を観る。 アスペルガー症候群を兄弟に持つ…

10月2日で33歳になりました。 誕生日プレゼントにDVDセットを貰いました。 「河童のクゥと夏休み」、 「アズールとアスマール」、 「プリンス&プリンセス」、 「ウォレスとグルミットスペシャルDVDボックス」。 あと11月には「ウォレスとグルミット ベーカ…

TVの「20世紀少年 第2章」を観る。 原作のトーンダウンにあわせてこっちも。 今回もキャスティングの妙は素晴らしい。 小泉響子役はカンペキだな。 第3章もTV待ちかなあ。 絲山秋子「ニート」読了。 ニートがらみは表題作だけで、 全般的には1対1のコミュニ…

DVD「黒い家」を観る。 韓国版。オリジナルは日本だっけ? 終盤の主人公が微妙にドンくさいのが 気になってしょうがなかった。 日本版は大竹しのぶだったよな。 そっちのほうが想像するだけで怖そうだ。 村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」読了。 大地震…

映画「屋根裏のポムネンカ」を観る。 チェコ製人形アニメーション。 いやー、素晴らしい。 様々な表現方法を使って懐の深い世界観を構築。 人形だけでもいろんな質感があるのに、 それに加えて実写、2Dアニメ、果ては書き割り。 それでいて破錠しない世界が…

「カラマーゾフの兄弟」(4)読了。 3巻はものっすごい停滞してたけど、 読む機会があるのと盛り上がってきたので 俄然スピードアップ。 名作と呼ばれる物語は現代まで 何度も焼き直しされてるんだと分かる。 しかしエピローグだけ別巻にするのは止めて欲しい。

「カラマーゾフの兄弟」(3)読了。 1冊読むのにものすごい時間がかかってるが、 読まない期間が長かったり。 いままでの意味があるのか分からないような描写が 裁判のバックボーンになることがやっと分かる。 しかし4巻がまた分厚い。

こないだの土曜に相撲をみてきました。 大相撲大阪場所十四日目。http://kotooshu.aspota.jp/このブログみて以来琴欧洲のファンなんだけど、 見事朝青龍に勝ったところを観れて満足。 まあおかげで白鵬は戦わずして優勝決定と ちと盛り上がりに欠けたところ…

映画「チェンジリング」を観る。 子供が入れ替わったことの理由とその仕打ちが すすむ内にどんどん深くなってゆく。 臨界点で救われることになるが、 今度はそこからの回収も素晴らしい。 実話が元になっているという点で、 殺人鬼の恐ろしさよりも 警察の堕…

ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」(1)読了。 やー、えらいのに手を出してしまった。 文庫で4冊+αだけど、 この1冊目で既にグッタリ。 最後まで読めるんだろうか。 ラーメンズ当たった。当たりまくった。 えー、4枚あります。 気合い入れて遠征してや…

漫画2冊。 「ベルセルク」(33)、 「おおきく振りかぶって」(11)。 「ベルセルク」なかなか進まんなあ。 重松清「その日のまえに」読了。 その日は誰にでもやってくるのに、 その日を意識することは普段ない。 それでもその日があることを知ること、 その日を…

映画「デトロイト・メタル・シティ」を観る。 これは良いコント映画。 いや褒めてるよ。 松山ケンイチが素晴らしい。 ライブシーンがちゃんとカッコよく撮れて、 だからちゃんとネタが生きてる。 原作を知ってれば良作、という けっこう珍しいパターンかも。…

KKP#6「TRIUMPH」を観てきた。 面白かった。 「LENS」以降のテンポの良さを保ちつつ、 「TAKE OFF」で得たストーリテーリングもある。 でもなあ正直良くない方向な気はするなあ。 あまりに驚きと感動の方向に持っていき過ぎて、 肝心の笑いが減ってるんだよ…

宮崎駿「折り返し点 1997〜2008」購入。 「出発点 1979〜1996」に続く第2弾。 相変わらず分厚い。 この年辺りだとリアルタイムに読んだ文章とか 混ざってそうな気もするけど、どうなんだろ。 半分資料的な意味も込めて。 「リズム天国ゴールド」リミックス10…

重松清「きみの友だち」読了。 小学校高学年から中学ってのは どうにもツボな年代だな。 トラウマ的なものがあるのだろうか。 とりあえず女の子の仲間意識は恐ろしい。 でも「友だち」の概念もまた、 女の子のためのものなのかもなあ、と思う。 男は「友だち…

「NINTENDO64発売十周年記念誌」が届いた。 64ファンサイトをやってた清べえさんを中心に 有志の人たちでつくった冊子です。 僕も「時のオカリナ」のレビューを書いたんだけど、 期せずして読み物のトップになってしまった。 つうか「時のオカリナ」じゃあ他…

森見登美彦「太陽の塔」読了。 ものっすごいサブカル臭だな。 モテない気持ちってのはよく分かるけど、 それで周りを呪うのはあんまり分からないな。 でも自分が正しいから周りは間違ってる、 てのはものすごく分かる。 その後自分も間違ってたんだ、と気づ…