映画3本。
クワイエットルームにようこそ」、
「ミルコのひかり」、
自虐の詩」。


クワイエットルームにようこそ」。
すごく良かったけど、キツイなあ。
精神患者の話という点では、
松尾スズキ主演の「イン・ザ・プール」にも
通ずるものがあるけれども、
こっちはもっと残酷でキツイ。
人それぞれが持つ壊れた部分を見つめるのが
松尾スズキの本領なのかもしれないけど、
笑いに転化できる量を超えていて、
見てはいけない部分まで見ている感じ。


「ミルコのひかり」。
こっちは真逆で映画としてはベタベタながら
人の持つ信念を見せつけられる映画だった。
痛いのが苦手な僕はこっちのほうが好きかも。
盲目の少年ということで
かわいそうな感じがあざとくなるかと思いきや、
そういった描写が皆無な点がすごくいい。


自虐の詩」。
中谷美紀はもうこんなんばっかなのかな。
嫌われ松子〜」とイメージが被りすぎてて、
まあ合ってるといえばそうなんだけど。
そして堤幸彦が監督だけあってまたテレビっぽい。


瀬尾まいこ「天国はまだ遠く」読了。
死のうと思う感情は結構あったと思うんだけど、
軸をずらすことができるようになると、
そうそう死にたい状況にもならないんだよね。
今のところ生きる理由が手元にあるけど、
そこが煮詰まる前に軸をずらしていって、
だんだん本質に近づければ、と思う。